インフラメンテナンス市区町村長会議×土木学会

インフラメンテナンス市区町村長会議との連携協定締結

地方自治体において、予防保全への本格転換や新技術の活用など、効率的・効果的なインフラメンテナンスの実現を目的とし、 メンテナンスに高い関心を有する市区町村長で構成する「インフラメンテナンス市区町村長会議」が設立され、令和4年4月28日に設立式典が行われました。

令和5年5月26日に、インフラメンテナンス市区町村長会議の初の全国大会が行われました。大会中に「インフラメンテナンス市区町村長会議」と土木学会との間で、技術的助言や人材育成等の面で連携するための協定が締結されました。

第1弾連携事業

協定締結を受けた第1弾の取り組みとして、インフラメンテナンス市区町村長会議の代表幹事である東京都稲城市を土木学会インフラメンテナンス総合委員会の委員である3名が視察し、市が管理する橋りょうの現地調査を行い、土木学会による技術的助言が行われました。

  • 日時:2023年6月22日(木)13:00~
  • 場所:稲城市内
  • 参加者:
    【稲城市】
    都市建設部 まちづくり計画課/管理課 他
    【土木学会】 
    顧問 塚田幸広
    インフラメンテナンス総合委員会アクティビティ部会長 岩城一郎
    地方インフラ・メンテナンスネットワーク(LIMN) 浅野和香奈
    【国土交通省】
    総合政策局 公共事業企画調整課 

当日の様子

ガイダンス

稲城市の概要および橋梁長寿命化の取組について説明を受けました。

現場視察

  • 南山東部土地区画整理事務所、高盛土の視察を行いました。
  • 稲城市内の上谷戸大橋、稲城中央橋の視察を行いました。

稲城市建設技術協会でのセミナー/意見交換

  • 髙橋勝浩市長、石田光広副市長と意見交換を行いました。
  • 石田副市長が会長を務める稲城市建設技術協会にてセミナーを行いました。

このセミナーには、技術力向上に向けて、主に稲城市土木系部署の職員が参加しました。
以下がセミナーのプログラムです。
・塚田顧問より挨拶
・講演① 岩城一郎
「地方自治体の橋梁メンテナンスは産学官民の総力戦で!」
・講演② 浅野和香奈
「みんなで橋を守る!橋のセルフメンテナンスモデルの紹介」

セミナーの内容に関して、参加した職員から多くの質問があり、活発な意見交換を行うことができました。

【告知】インフラメンテナンスに関する相談受付

本来であれば、今回のようにインフラメンテナンス市区町村長会議の構成員が所属する各自治体を訪問し、個別に意見交換を実施したいところではありますが、全ての市町村を訪問することは現実的ではありません。

そこで、技術的助言や人材育成等に関するお悩みやご質問がある現場の職員の方が、気軽に質問することができるような体制を土木学会内に構築を進めております。

近日中に発表致しますので、ぜひご活用ください。

お問い合わせ

(公社)土木学会 研究事業課  飯野
TEL 03-3355-3559  FAX 03-5379-0125
E-mail: minoru@jsce.or.jp