土木学会では、笹子トンネル天井板落下事故に端を発した社会インフラの老朽化問題や、近年頻発している豪雨災害・地震災害に対するメンテナンスの重要性に鑑み、2020年度より、これまで個別に活動していたメンテナンス関連委員会を統合し、体系的かつ有機的に活動することを目的に、インフラメンテナンス総合委員会を立ち上げることとなりました。

 委員長には時の会長があたり、今年度は田中 茂義が務めます。

本委員会は
 ・知の体系化小委員会
 ・健康診断小委員会
 ・新技術適用推進小委員会
 ・インフラメンテナンス表彰小委員会
 ・インフラメンテナンス実践研究論文集編集小委員会
から構成されています。
さらに、これらの活動を広く社会に発信するため、
 ・アクティビティ部会
を設けました。

 

 2021年度、アクティビティ部会では、新たに創設された「インフラメンテナンス実践研究論文集」登載論文の発表の場として、「インフラメンテナンス・シンポジウム」を開催いたします。また、インフラメンテナンス分野における表彰制度も新たに創設し、インフラメンテナンスに貢献している活動や団体、個人を表彰いたします。

更に、地方の市町村におけるメンテナンスの好例を共有し、展開できるような取り組みの推進するために、主に地方自治体職員で構成する「地方インフラ・メンテナンスネットワーク」も新たに発足しました。
 本シンポジウムにより、インフラメンテナンスの特色ある取組みを共有し、産学官民の連携や住民との協働、管理者間・分野間の横断などによるメンテナンスの取組みのさらなる発展・向上を目指します。